一般財団法人 防府消化器病センター

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胃腸科コラム・広報誌 COLUMN

「単孔式腹腔鏡下手術」のご紹介

2014.03.19

■ 単孔式腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術のなかではもっとも難しく、最新の低侵襲手術です。図1のように、これまで複数の小さな傷から行っていた手術を臍のきず1カ所から行います。傷が臍に隠れて見えなくなるので ‘Visible Scarless Surgery(目に見える傷のつかない手術)’とも呼ばれており(図2)、患者さんの満足度が高く、通常の腹腔鏡下手術と比べても疼痛の緩和、創感染の減少、在院日数短縮などの利点があります。

腹腔鏡下手術         単孔式腹腔鏡下手術

図1:「腹腔鏡下手術」と「単孔式腹腔鏡下手術」

 


 

図2: 目に見える傷のつかない手術

 

胆石症、鼠径部ヘルニア、虫垂炎、などの良性疾患の手術だけではなく、大腸癌、胃粘膜下腫瘍、血液疾患に対する脾摘術、バイパス手術などにも積極的に行っており、当院では2013年5月から開始しています。外科部長 小西の経験数は297例を超えています。(図3)

図3: 単孔式腹腔鏡下手術 症例数

■ 機能温存手術

消化器癌の手術ではハイビジョン腹腔鏡下手術の利点を活かした自律神経温存手術を手がけております。

興味のあるかたは、外来でお気軽にご相談ください。

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